考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~TMSK

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2013年振り返り

私は考える男マートン。今、モダンアートな内装が楽しいバー「TMSK」でワインを楽しみながら、1年を振り返っているところだ。

今年も実に様々な哲学に出会えた。しかしなぜ多くの人は、あんなにもインスピレーションを刺激する小部屋(トイレ)への意識が低いのだろうか。より多くの人々が目覚めれば、より素晴らしい哲学が生まれるに違いない! …と、飲み過ぎたか。小部屋(トイレ)へ行こう。

バタフライの哲学

2羽の蝶の飾りが、洗面台スペースの天井から吊るされている。鏡には角度がつけられ、その効果で実際は2羽なのに、たくさんいるように見える…待てよ。蝶と効果、つまりバタフライ効果のことか!? これは、ほんの小さな差が事象の経過とともに予測不可能な結果を生み出す現象を指す。つまり、北京にいる蝶の羽ばたきが、ニューヨークで嵐を引き起こす、ということが起こり得るのだ。

…なるほど。この理論から言うと、洗面台スペースに蝶の飾りを吊るすことによって、人々の間で小部屋(トイレ)旋風が巻き起こる可能性もあるな。よし、私も自宅に帰って蝶を吊ってみるか。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年12月27日号

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