ショトン祭りと天空列車
in西蔵(チベット自治区)
標高3700mにそびえるポタラ宮
年に一度のお祭りへ
上海に来て初めての夏休み。どこに行こうかしら?
と悩んでいると、知人から「夏のチベットは良いわよ~」という耳寄り情報を入手しました。
何でも、毎年8月には、年に一度の「ショトン祭り」が開かれるんですって!
春からこもって修行をしていた僧侶たちの修行明けを祝う祭典なのだとか。
何だか面白そう~と思って早速ツアーを探してみると、
2006年に開通したばかりの青蔵鉄道「天空列車」に乗ることもできるツアーを発見。
これに〝鉄男〟の夫が俄然食いつき、娘と3人で行ってきました。
ラサをくまなく散策
ラサに着くと、日本語堪能なチベット族のガイドさんがお出迎え。
中国語があやふやな我が家にとっては大助かりです。
ショトン祭りを参観する前に、初日と2日目は、
世界遺産のポタラ宮やチベット最古のお寺・大昭寺などを見学。
僧侶から歓迎の礼(ハダ)を授かったり聖水を飲んだりして、何だか厳かな気分。
宮殿前では、多くの巡礼者たちが身体を地面に投げ打つ苦行・五体投地をしていました。
そして3日目の朝は、いよいよショトン祭りの見学をしにデブン寺へ。
「タンカ」と呼ばれる仏を描いた巨大絵画が僧侶たちに担がれ、
山一面にばーっと広げられた様子は圧巻!
ショトンはチベット語で「ヨーグルト祭り」という意味だそうで、
上海でも見かける「青海老酸?」が売られていました。
世界最高地点を走行する天空列車
絶景の天空列車で
4日目には、名残を惜しみつつラサを後にし、西寧へ向かう天空列車に乗り込みます。
標高4000~5000㍍以上を走るのですから、〝天空列車〟と呼ばれるのも納得。
車窓からの絶景には、開いた口が塞がりませんでした!
ヤクや羊の群れ、遊牧民族の姿まで見えて、まさに『世界の車窓から』の世界です。
夫が終始カメラを構えっぱなしだったことは言うまでもありません。
何もかも上海とは全く違った雰囲気で、ちょっとしたカルチャーショクを受けた旅でした。
次はどこに行こうかな♪
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~上海ジャピオン7月9日号より