写真は左から「しめ鯖の炙り」、「揚げ出し豆腐」、「牛すじ」(各40元)。
店主のこだわりが随所に散りばめられている
映画俳優気分で一杯
北京西路にある日本料理「成田屋」。
同店は、1983年に公開された高倉健主演の映画『居酒屋兆治』の舞台となった居酒屋をモデルに、
店主自らが作ったものだ。
店内には昭和の風情が漂う。
店主は、映画の中で居酒屋を営む無口な高倉健とは相反して、人情味に溢れ、
客と杯を交わしながら会話を弾ませる。
店主イチオシの肴は、「しめ鯖の炙り」(40元)。
当日朝仕入れた新鮮な鯖を酢締めしたあとに、火で炙って甘味を引き出した逸品だ。
映画の中さながらの雰囲気にどっぷりと浸かり、役者気分で一杯引っ掛けてはどうだろう。
酒には旨い肴を
日本の調理師免許を持つ2人が生み出す肴は、「しめ鯖の炙り」だけに留まらず。
オススメは、「牛すじ」(40元)。
ゆっくりコトコトとろ火で10時間煮こまれた牛すじは、噛まずともとろける柔らかさ。
コラーゲンもたっぷりで、女性にも人気が高い。
また、「揚げ出し豆腐」(40元)も好評だ。
衣に出汁が浸透しやすいよう、天ぷら粉が使用され、口に入れた瞬間に出汁の香りが広がる。
成田屋(なりたや)
―日本料理―
TEL: 5213-3180
(日本語可)
住所:北京西路1060号食博匯2階
営業時間: 11時~14時17時~23時半
座席数: 約20席
予算: 150元
~上海ジャピオン7月16日号より