天然的生活~金針菇(エノキタケ)

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エノキタケで知力アップ

ほのかな甘い香りと歯切れのいい食感から、鍋物や汁物、天ぷらなど、様々な料理に使われるエノキタケ。一般的に出回っている白く細長いものは、瓶栽培により育てられたもので、野生のものは柄が短く濃い色をしている。

エノキタケは、食物繊維やナイアシンを多く含む。そのため、血中のコレステロールや腸内の老廃物の排出を促し、肥満や高脂血症、糖尿病予防に有効なのだとか。またビタミンB1・B2が豊富なため、湿疹や吹き出物などの肌トラブル改善にも一役買うという。

中国でエノキタケは、別名「増智茸」や「一休茸」と呼ばれ、古くから、成長を助け、知力を高める働きがあるとされる。子どもがいる家庭で積極的に食され、一般的な料理では、ベーコンと炒めたり、鍋の具に使われたりすることが多い。なお、がん予防を目的とする民間療法の1つとして、エノキタケを磨り潰した汁を日に2度飲むとよいという。ただし、代謝を促す働きが強いため、下痢をしやすい人や、関節痛に悩んでいる人は摂取量に注意が必要。

新陳代謝を活性化させ、腸内の余分な脂を排出、コレステロール値を下げるというエノキタケ。成長期の子どもがいる人は、意識的に料理に取り入れてみては。

~上海ジャピオン2013年8月2日号

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