レタスでビューティーUP
水分が豊富で、爽やかな歯触りのレタスは、サラダ菜の代表格として知られる。新鮮なレタスを切ると、白い液体が出てくるが、これはラクチュコピクリンと呼ばれるポリフェノールの1種で、和名・チシャ(乳草)の由来でもある。
レタスには、カロチン、ビタミンC・E、カリウム、鉄などの栄養成分がバランスよく含まれている。中でも、ビタミンEは、血行を良くし、体内の脂肪の酸化防止が期待できる。また、ラクチュコピクリンには、軽い鎮静作用と睡眠促進効果があるという。
中国では、昔からレタスは万病予防に効くと信じられており、風邪予防として、羊肉とハルサメを煮込んだスープが飲まれるほか、ニキビ肌の改善に、レタス葉の煮だし汁での洗顔が推奨されている。そのほか、他食材との組み合わせで、栄養効果が高まると言われ、レタス+ニンニクは解毒作用と免疫力アップ、レタス+豆腐は肌の潤いや艶アップなどの美容効果があるのだとか。なお、生食は身体を冷やす作用が強く出やすいので、胃腸が弱い人は、クリーム煮やスープにして食すのがオススメ。
美肌効果に優れ、万病を退けるとされるレタス。オイスター炒めなど、中華料理レシピも参考にして、取り入れてみては。
~上海ジャピオン2013年8月9日号