便秘にドラゴンフルーツ
見た目の派手さが印象的な南国の果物、ドラゴンフルーツ。果皮が龍のウロコのように見えることから、この名が付いた。果肉は柔らかくサクサクの食感で、サッパリとした淡白な味を特徴とする。
ドラゴンフルーツは、ナトリウムの排出を促すカリウムを多く含むため、高血圧予防効果が期待できる。また、葉酸も比較的多いので、妊娠中や貧血気味の人にオススメだ。さらには、果実1個にゴマ状の種子が数千~数万個も入っており、これらを食すことで、腸の運動が促進され、便秘改善に役立つのだとか。
中医学では、皮の赤い部分は、心を安定させる効果があると言われ、思春期の子どもに進められる。そのほか、実の白い部分は、肺に作用し、咳を抑える効能もあるのだそう。
中国の一般家庭では、ドラゴンフルーツは食物繊維が多く、便秘解消に有効な果物として知られる。そのまま食す以外に、ミキサーにかけ、牛乳とハチミツを加えてジュースにして飲まれることも多い。ただし、ブドウ糖の割合が高いため、糖尿病の人は摂取量に注意が必要だ。
食物繊維たっぷりのドラゴンフルーツ。食後のデザートに取り入れ、便秘知らず、ツルツルお肌を目指そう。
~上海ジャピオン2013年8月30日号