上海に来て、日本語や暖かいサービスが恋しくなるってことありますよね。ほっと「和」を感じる事ができ、加えて中国ならではのしっかりとしたマッサージを受けることができる、「コレを求めていた！」という方に、盲人保健按摩『古都梅』をご紹介します♪
　店に一足入ると、旅館のような造りにまず驚きます。靴を脱いで、スリッパに履き替えて、目に入るのが京都のお茶屋をそのまま持ってきたかのような、番傘とお茶を頂くスペース。そして、ずらりと並んだ日本の漫画の数々です。
　オーナーの楊さんの穏やかな京都弁に迎えられながら、まずは番傘の下で日本茶を振舞われ、本日のメニューを決めます。楊さんは着物姿でお客様を迎えられることもあるとのことで、日本人の帰郷ゴゴロをくすぐります。
　メニューは全身マッサージ60分55元と足裏マッサージ60分65元の２つ。ほとんどが盲人按摩学校を卒業したという按摩師さんに施術をしていただきます。
　希望通りの按摩師さんでなかった場合は、10分以内であれば何度でもチェンジが可能。通常の按摩店のように、決まりきった流れではなく、お客さまの要望に合わせて施術を受けることもできるそうです。例えば、「最近よく眠れない」という方には睡眠のつぼを念入りに押したり、「頭痛がする」という方には頭・首のつぼを刺激してくれるなどなど。
　私は、雑誌を読みながら足按摩を受けました♪足湯（漢方の湯）に浸かりながら７、８分間、肩のマッサージを受け、足按摩に移ります。足湯とマッサージにより、血液の循環がよくなり、コリもほぐれ、足つぼマップを見ながら「どこが疲れている」というアドバイスもしてもらえちゃいます！最後に足タタキ棒で、軽快なリズムでドラムを叩くように足タタキ！これはたまらない気持ちよさ～♪
　店の雰囲気もさることながら、確かな腕前を持つ按摩師さんの施術につい「イテテ～！」「イタきも～」の言葉を連発。ＪＡＰＡＮテイストをふんだんに盛り込んだ古都梅、是非一度味わってみてください。

＜私のチェック＞
リラックス４、テクニック５、また行きたい４、サービス５、お得度４

＜お店データ＞
店名：古都梅
Tel：5888-8812
住所：浦東新区東昌路565号院内
営業時間：10時～翌1時（金・土は翌2時まで）
予算：全身按摩60分/55元、足底按摩60分/65元（各プラス30元での出張マッサージあり、往復交通費は自己負担）

～上海ジャピオン2006年4月21日発行号より