きれいの種 vol.7 「下半身太り」

ひとつのお悩みふたつの解決!
毎回悩みの種となる症状に、2つの解決策を提案します。

悩みの種●下半身太り

あと1インチ小さいジーンズが履きたい! そんなあなたのご希望を、お茶とツボが叶えます。

■人体の治癒力―ツボ編


太渓
―たいけい―

むくみ?脂肪?どっちもOK

【回数・時間】夜寝る前に5分くらい
【コツ】刺激が強すぎてはいけません

下半身太り。この言葉に敏感な女性は多いのではないでしょうか? お尻が大きい。足が太い。そんな下半身太りの原因は、実は腎機能の低下にあるかもしれません。
下半身太りには、「むくみタイプ」と「脂肪太りタイプ」の2パターンがあります。中医学では、いずれも、腎機能が関係する津液(体液)代謝のトラブルが原因だと考えられています。
腎機能の改善に効果的なツボが「太渓(たいけい)」です。場所は、内くるぶしの後ろ、アキレス腱とくるぶしの間のくぼみあたり。このツボで特に気を付けたいことは、冷やさないようにすることです。刺激方法は、蒸しタオルや足浴などでじっくり温める、弱い力で優しく押すなどが効果的です。
これまで、何をしてもダメだったという人に、特に試してほしいツボです。

村上文祟先生
TCMcosMe美容中医研究所代表ほか

「このツボの周囲は、日ごろから冷やさないように心掛けることが大切です。」

■中国茶の力―お茶編


普?茶
―ぷーあるちゃ―

脂肪分の消化と排出を助ける

【淹れ方のコツ】
お湯の温度は100℃で。
洗茶の後の蒸らし時間は3秒程度が目安です。

色々な理由が考えられる下半身太りの中でも、今回は特に脂肪が原因の場合に有効な「普?茶(ぷーあるちゃ)」をご紹介します。
「黒茶の代表とも言われる普?茶は、緑茶を黒麹菌で発酵させたものです。油分の消化を助けると同時に、余分な脂肪分を体外に排出する働きがありますよ」と柯蘭英さん。
これは、「リパーゼ」という酵素の働きによるものです。「リパーゼ」は胃液にも含まれている脂肪分解酵素で、数あるお茶の中でも、唯一普?茶だけに含まれています。そのため、普?茶は脂っこい食事のお供にぴったりというわけ。
美味しく淹れるには、「洗茶」を行ってください。これは、茶葉のゴミを取り除くために1煎目のお茶は捨てるという、中国茶の習慣です。

柯蘭英
天一茗茶上海区域代表

「普?茶は固まりになっているので、軽くほぐしてから湯を注ぎましょう。
また、普?茶の場合洗茶は2度行ってもいいですね」

~上海ジャピオン12月8日発行号より

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