シンプルイズベスト
俺はよく「単純な奴だな」なんて言われるんだけど、
それって悪いことじゃないよな？　
ややこしいこと考えるのは苦手だし、
何事もシンプルなのが一番だって俺は思うんだ。
もちろん、料理も例外じゃないぜ。
だから好物って言うと
「炒飯」とか「焼きそば」っていう
シンプルな料理が浮かぶんだよな。
そんな俺の好みにドンピシャな店を、
上海人の友達に教えてもらったんだよ。
広東料理の店なんだけど、
会社から近いし、同僚と一緒にまた行ってきたぜ。

シンプルだけど、確かな味の料理の数々

料理に外れなし
さて、オーダーは俺にまかせてもらおうか。
まずは「手撕包菜」（20元）。
至って普通のキャベツ炒めなんだけど、
シンプルな味付けで美味いんだ。
主食はやっぱ焼きそばだろ。
「?油皇炒麺」（22元）っと。
あとは「沙拉蝦球」（78元）、つまりエビマヨだな。
ちょっと高いけど、
最近タンパク質が不足しがちだから、補っとくか。
ついでにエビ餃子「鮮蝦菠菜餃」（22元）も頼んどこう。
おっと、中華風クレープの「腸粉」も外せないぜ。
さすがにエビはもういいから、
チャーシュー入りの「蜜汁叉焼腸粉」（18元）にしとくか。
さあ、がんがん来たぞ。
う～ん、ここの焼きそばってニラ、
もやし、玉ねぎってめちゃくちゃ普通の具材なのに、
奥深い味なんだよな～。
俺もこんなの作れたらいいのに。
いや、作ってくれる彼女がいたらいいのに…なんてな。

～上海ジャピオン１２月１６日号