最初は四川料理で
「他の2人が辛いもの苦手なへなちょこだから、辛い料理の取材は君に頼んだぞ」なんて言い残して去っていった編集長。別にいいんすけど、正直やっぱ日本から来たばっかだし、せっかくだから本場の上海料理とか辛いもの以外も食いに行きたいんすよね~。もう去った人の言葉だし、別に従わなくていっか、と思ったけど、今月もっかい帰ってくるらしいから、とりあえず最初は大人しく四川料理でもいっときますか。あ、ども初めまして、新人のNっす。
初めてだからってことで営業部の先輩に付き合ってもらったんすけど、こんなイケてる雰囲気の店なら、女の子を誘ってくれば良かったかも。メニューには、売り切れ「售罄(shou4qing4)」って書いてる料理も結構あるなあ。オーダーは僕より上海歴の長い先輩におまかせしますよ。あー、でもオススメっぽいウサギとかカエル料理は、僕的にはちょっと遠慮したいっすね。
椒麻鶏は超刺激的
前菜はインゲン豆、レンコン、ピーマンの辛味和え「自貢特色素三様」(30元)。なかなかシャレオツなの頼むじゃないっすか。こんな繊細に切られて盛られたピーマン、見たことないっす。店員のかわいい女の子に「ピリッとしますよ~」って注意された「塩幇椒麻鶏」(69元)は、超ピリ辛! これ、ピリッじゃなくてビリビリっすよ。「本来招牌炒飯」(49元)で緩和しながら食べないと、舌の感覚がなくなるっす。
いや~、辛いけど味は最高でしたね。先輩、ゴチになります!
info
住所 陝西南路35号
TEL 6259-7290
営業時間 10時~22時
席数 約40席
予算 約90~110元
~上海ジャピオン2016年05月20日発行号