フランスからスペインに吹き降ろす
「ミストラル」のような、創作料理の数々

僕はスペインのマラガ出身。
家族はレストランを経営しているんだけど、
僕はチャレンジしたくて上海へやって来たんだ。
上海には、たくさんのスペイン料理店があるね。
どれも伝統的で、スペインらしい味なんだけど、
スペインにはタパスしかない、
と思ってる人がたくさんいるのに驚いた。
僕はスペイン人がスペインで食べる、
創作的な料理も、上海に住む人に食べてみてもらいたいんだよ。

気ままな日替わり
オープンして１年になる「ミストラル」。
前職の建築家から転身したオーナー・ジェラール氏は、
「夢が形になった」と愛情たっぷりに話す。
ランチは、前菜とメインをそれぞれ３種から１つ選び、
デザートが付いたもの。
シェフが毎日、市場で選んだ食材を使用するため、
オープンギリギリにウェブサイトでメニューを発表するという。
料理は一見フレンチのようだが、
素材は実にスペインらしさに溢れている。
オーダーの際には「おなか空いてる！」と伝えれば、
シェフがお腹も心も満たしてくれる。

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～上海ジャピオン０１月１３日号