File No.06
French
フランク ビストロ
ゲストに合わせて
ハンカチーフを胸に挿し、ランチを取るビジネスマン。談笑を交わすマダムたち。週末にはディナーを愉しむ家族――。エレガントにもカジュアルにもなりえるネオ・ビストロ。それが「フランクビストロ」だ。
同店は、租界時代の高級アパルトマン居並ぶ武康路に佇む。通りからは一見分からない。にも関わらず、古きビストロの趣を残しつつ遊び心も加えた空間と、本格的なフレンチの味が欧米人を中心に評判を呼び、2008年「上海タトラーベストレストラン」を受賞した。
1.古きビストロの良さを残しつつ、エレガントさをプラスした
店内はオーナーがデザインした
アラカルトで頂く
フレンチといえばコース料理だが、同店のメニューはより自由度の高いアラカルトのみ。
例えば、前菜の「サラダフランク(115元)」はシェア。メインはノルマンディから取り寄せたカキや、契約農家の鴨を使った料理を選んでもいい。また同店の料理長は、フランスの料理学校を卒業し、本場のレストランで腕を奮った経験を持つ日本人。フランス語のメニューに説明が欲しければ、「江田(こうだ)シェフを」とお願いすれば、料理長自ら説明に応じてくれる。そのサービスも、気軽に通える理由のひとつになる。
2.高級赤ワインをふんだんに使った牛肉の
赤ワイン煮込み「Ragout de Boeuf(170元)」
3. 高温で焼き上げたローストチキン
「Poulet Roti(160元)」
住所: 武康路376号
電話: 6437-6465
営業時間: ランチ 12時~14時半、ディナー19時~22時半、
予算: ランチ100~200元、ディナー300~500元
席数: 60席
~上海ジャピオン6月6日発行号より