フレンチのような中華
仙霞路に8月4日開店
中華・日本人料理長
若干24歳の日本人料理長による中華料理店が、仙霞路沿いに登場した。
横浜中華街、上海で既に9年のキャリアを持つ若手シェフが提供するのは、日本で育まれた中華の味と本場中国のエッセンス、そして独自のアレンジを加えた中華料理。その融合は思わず深く頷きたくなる見事さだ。
フレンチのように一皿の美しさも重視した料理たちは、中華=大人数のイメージを覆す。時にはカウンターで1人で、時には半個室風の2階席で女性だけで、シーン毎の使い勝手の良さも魅力だ。
①シェフ推薦、辛味と旨味が利いた「麻婆豆腐」のランチ定食(38元)。スープ・ザーサイ・ごはん・デザート付きで大満足のボリューム。龍の飾り切りが見事
伝説の甕だし紹興酒
日本人シェフならではの天津飯といった日本中華を頂けるだけでなく、メニューの先頭には常に「今月のお薦め」約12品がラインナップ。旬の品々を月替わりでお届けする。今なら自家製ゴマダレが絶妙に絡む「冷やし中華」(30元)や、ふるふる柔らかな口どけとブルーベリーソースがマッチする「杏仁豆腐」(15元)がぴったり。
さらに見逃せないのは紹興酒。なんと自分で蔵元に足を運び卸の約束を取り付けたという逸話を持ち、8年物の「甕だし紹興酒」(18元~)などリーズナブルに楽しめる。
②間接照明中心で寛げる空間。
【光燕】
住所 : 仙霞路659号
TEL : 6290-4777
営業時間 11時半~14時、17時~22時
予算 32元~(ランチ)、100元~(夜)
席数 47席
~上海ジャピオン8月22日発行号より