File No.17
Shanghainese & Hangzhou
新大陸
五感で味わう
話題の超5ツ星ホテルが生み出す中華は、世界中から訪れるVIPらの胃袋を日々満たし続けている。
競争が年々激しさを増す中国ホテルにありながら、同レストランはことし、アメリカのホテル雑誌「Hotels(中国語版)」で、中国ホテルの10大レストランに選出された。
オープンキッチンの向こうでは、貫禄のあるシェフが重い中華鍋を軽々と翻す。北京ダックの焼き上がりを目の前に見ることもできる。
ここは、五感で楽しむレストランだ。
1.落ち着いた雰囲気ながらもオープンキッチンの躍動感が伝わる。
パリカリ北京ダック
インテリアは「中西」の融合。料理は上海・杭州料理をメインに、北京から取り寄せた特製窯で焼く北京ダックを提供する。
焼き上がりまで45分。運ばれてくるその姿は、小金色の肌がツヤツヤと輝いている。まずは皮。一口運ぶと羽のように軽い食感に驚く。さらに肉。葱と胡瓜を一緒に小麦粉の薄皮に包んで食せば、感嘆のため息が漏れるだろう。
さらに、さっぱりとした「千層葉菜巻」(28元)
や、ジャスミンが香ばしい「茉莉花茶薫魚」(35元)も人気の品。あっさり目の品々は、日本人ゲストも虜にする。
2.「北京?鴨」(1羽198元、ハーフ138元)皮はグラニュー糖につけて、肉は特製タレにつけて
3.「龍井蝦仁」(188元)ロンジン茶の香りが口内にかすかに広がる
店名: 新大陸
住所: 黄浦路199号ハイアット・オン・ザ・バンド1階(×武昌路)
電話: 6393-1234(x6318)
営業時間: ランチ11時半~14時半、ディナー17時半~22時半(ラストオーダー)
予算: 150~200元、サービス料15%
席数: 122席、個室4部屋(6~8人用)
~上海ジャピオン8月22日発行号より