新鮮で身が締まった朝締め鶏をタタキにして、
ポン酢でいただく。
カリッとした炭火で炙った皮がアクセントに
朝締め地鶏串焼き
地鶏焼き鳥専門店「串鑫」に一歩足を踏み入れると、
抑えた照明にシックな色合いの空間が広がり、
ラグジュアリーなバーかと見紛う。
そんな同店のウリは、
店名の通り、仕込みに一番手間をかける、
炭火焼きの串物だ。
同店では、上海の特産地鶏「三黄鶏」交配種の
「新草鶏」を朝締めして調理。
看板メニューの串焼きでは、
これを、皮が肉部分を包み込むよう、
丁寧に刺していく。
このひと手間が、カリッとした皮に、
蒸し焼き状態のジューシーな肉、
というこだわりの仕上がりを生み出す。
「葱間」や「笹身」(各15元)のほか、
約20種類の串焼きを制覇したい。
多彩な料理で鶏三昧
今回対象の「胸肉のタタキ」(通常48元)は、
安全面や食感を考慮し、
表面を炭火で軽く炙る。
味付けは、ポン酢であっさりと。
ほのかな炭の香りに薬味が花を添える、
前菜にピッタリの逸品だ。
そのほか、「地鶏のカルパッチョ」や
「チキン南蛮」(各45元)など、
多彩な鶏料理をそろえる。
翌2時まで営業と、2次会にも便利な同店。
その際は、鶏ガラを約10時間煮込む、
常連人気の「鳥ガラ炊きラーメン」(38元)で〆を。
今週は鶏三昧の週末を過ごそう。
info
住所 紫雲路59号
TEL 3223-1892(日本語)
営業時間 17時半~翌2時
(月曜~24時、土日祝16時半~)
席数 40席
予算 100元
~上海ジャピオン2012年12月21日号