虫の声で涼を取る

今年は猛暑だな。朝から昼にかけて、グングン気温が上がってくぞ。これは、ヒートアイランド現象か？　団地のジッチャンらも暑さには参ってるようだな…。ギーッチョン、ギーッチョン。おや、何だ？　呉ジッチャン。「ほら、キリギリスだ。この鳴き声を聴くと少し涼むだろ？」。なるほど、粋な涼の取り方だな。

冷やしあんこ餅

バシャッ。うっ、冷たい。「ミィミィもこう暑いと参るだろ？」許バッチャン、心配してくれてありがとよ。水浴びは、直接身体の温度を下げるには一番だな。いや～、生き返った。「はい、冷やしといた〝紅豆糯米団〟だよ、お食べ」。モグッ、この半透明の餅にきな粉の組み合わせ…わらび餅みたいだな。「これはもち米で作るあんこ餅だよ。冷えたのもおいしいだろ？」。しかし、中のあんこが少々重たいな…、お茶をいただくぞ。ズズーッ。ふぅ、何だか、一気に気持ちが涼んだようだ。

今日の暑さに合わせて許バッチャンが用意してくれたひんやりあんこ餅。水浴びとのダブルタッグで、快適な夏の昼下がりとなったぞ。モチロン、お気に入りに認定だ！

～上海ジャピオン２０１３年７月２６日号