しっかりと丁寧に作られた確かな味

いざ、洋館の中へ

通る機会は多い割りに、なかなか入る勇気のなかったこのスポット。素敵な洋館に目がない、元編集部の探検隊長に連れられ、ようやく重い腹、いや、もとい腰を上げて参りました。イタリアンや地中海料理店なんかもありますが、門の前に出ているリーズナブルなメニュー表に惹かれて、まずは中華からレッツゴ～。

お～、内部の装飾も、外観に違わず重厚かつレトロな雰囲気～。隊長の目がキラキラと輝いて参りましたぞ。２階の大広間にズラリと円卓が並んでいて、大人数でいきなり来ても応じてくれそうな懐の深さが窺えますな。

洋館をリノベーションした瀟洒な造り

料理は何でもござれ

ほほ～う、上海から四川、広東料理までひと通りそろってるではあ～りませんか。せっかくですから、それぞれ代表メニューをいただいてみることにしましょう。

まずは地元代表の「外婆紅焼肉」（48元）。うっ、テラテラと光るお肉が…私を食べてとお腹の虫を刺激しますな。味付けもこってり甘くて僕好みでございます～。優しい味付けの「揚州煮干絲」（28元）で、お肉の脂をリセット、と。ホロホロと柔らかい「水煮青魚」（38元）をいただいた後は「特色西川担担麺」（25元）で〆。この美味さの前では、〝西川は四川の間違いでは？〟などという疑惑もご愛嬌ですな。

まさか１軒で中華をひと巡りしてしまうとは、お見それしました～。さて、お次はどこの料理を攻めてみますかね、隊長？

info
住所　宝慶路10号2-4階
TEL　6437-5663
営業時間　11時半～14時、17時半～22時
席数　約300席
予算　約80～100元

～上海ジャピオン２０１３年１０月１８日号