旧暦年始は湖南料理
あーあ、新旧とも年が明けちゃった。春節休みは、飛行機チケットの高騰に恐れおののいて上海に閉じこもってたけど、溜まってたDVDとかチャウ・シンチーの最新作『美人魚』とか観れたしそれなりに満足。ショウ・ルオの顔芸には笑わされたな~。ショウ君ファンの後輩から、前作『西遊記〜はじまりのはじまり〜』の空虚王子もよかったですよって聞いたから、またDVD買ってこなきゃ。
その前に、春節中は店が軒並み閉まってたから、取材に行ってこないとね。って言っても、実は辛い物に飢えてるだけなんだけど。
へーこのビル、前にも何度か取材で来たことあるけど、こんな湖南料理の店があったのか。韓寒が開いた店に少し似てる、いま流行りの少し長めでひねった店名だね。
塩気と甘味のループ
料理名も凝ったのが多くて、吟味するのに時間かかっちゃった。早く持ってきて~。
取り皿が三角で珍しいなと思ったら、切り干し大根と肉の炒め「蘿蔔干炒肉末」(35元)はトウガラシの形だし、ワラビとベーコンの炒め「那誰誰誰猶物蕨菜腊肉」(88元)はアップル社のロゴさながら。ベーコンはCCTVのドキュメンタリー番組『舌尖上的中国』で紹介されたやつだって。確かに、カリカリ具合と塩気具合が絶妙だわ。
あ~、湖南納豆と卵炒め「水豆豉捣鼓鶏蛋」(59元)、めっちゃ私好み。きな粉餅「清香粽葉粑粑」(28元/4個)と交互に食べたら、しょっぱい甘いの無限ループにハマって、お腹やばい…。
info
住所 南京西路819号開欣大厦4階
TEL 5295-6672
営業時間 11時~22時
席数 約80席
予算 約90~110元
~上海ジャピオン2016年02月26日発行号