ジャピコレ～Samgye-tang

2018/7/27
上海のグルメ

漢方入り鶏肉料理　栄養満点で夏バテ撃退

スプーンを口に運ぶと、あっさりとしたスープがスーッとのどを通り抜ける。韓国料理店「芝湖参鶏湯」の「漢方薬鶏湯（サムゲタン）」（78元/約2人前）は、朝鮮人参やナツメ、クコの実、ファンギなど12種類の漢方が入った韓国伝統料理だ。

サムゲタンとは、鶏肉と漢方、モチゴメを一緒に煮込んだ料理。アミノ酸が豊富で、夏バテ予防や回復にピッタリだ。10時間以上煮込むことで、鶏肉はスプーンでほぐれるほど柔らか。まずは何も付けずに一口食べると、鶏本来の味を感じられる。二口目は、塩をパッと振り掛ければ、旨味がグンと引き立つ。そのほか、20種の漢方入り「十全参鶏湯」（100元）など、サムゲタンは全8種を揃える。

同店は、韓国三国時代のレシピを基に調理。韓国人が多く住む南泉路エリアに上海1号店を出店し、本場の人に認められ、虹橋南豊城に3号店を出すほどになった。

夏バテや冷房の寒さで弱った身体を、この料理がやさしく包み込んでくれる。