花椒の痺れる辛味に撃沈
日本人にも定番の四川料理「麻婆豆腐」。挽き肉と豆腐を、トウガラシ、痺れるような辛味が特長の花椒(フアジャオ)などと一緒に炒めた旨辛な一品だ。
清朝の時代。今の成都市に巧巧(チャオチャオ)という、顔に痘痕(あばた)のある女性が、夫と暮らしていた。夫の死後、彼の同僚たちが昼食の調理を彼女に依頼。家の両隣が肉屋と豆腐屋だったため、彼女は豆腐と肉をトウガラシと一緒に炒めたものを提供したのだ。そのおいしさが評判を呼び、食堂を開くまでに。巧巧の死後、「花椒の痺れる辛味」と「痘痕(中国語で〝麻子〟)」を表す「麻」、彼女に対する尊称「婆」(「妻」の意)を取り、「麻婆豆腐」と名付けられた。
ちなみに、成都市の料理店「陳麻婆豆腐」が、この料理発祥の店とされる。アテンドだからと変わった料理を選ぶよりも、定番料理にあなたの話術でアクセントを加えれば、皆が痺れるはずだ。
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店名 渝信川菜(ユェシンチュアンツァイ) 招商局店
住所 成都北路333号招商局広場3楼(×威海路)
TEL 5298-0438
営業時間 11時~14時半、17時~21時半
席数 約100席
予算 100元~
~上海ジャピオン2018年8月3日発行号