上海の初秋に新そば
〝旧森ビル〟こと恒生銀行大厦内に9月、日本料理店「鳥元」がオープンした。
同店は、東京の銀座や日本橋をはじめ関東を中心に飲食店「鳥元」や「土風炉」など約30店舗を展開する企業「Ramla」グループの上海支店3店舗目。店内には、最大20人を収容する個室を用意し、陸家嘴の金融街で働く人のランチや、仕事終わりの宴会利用に適している。
看板メニューの「江戸前そば」(通常38元)は、内モンゴルの契約農家で栽培されたそばの実からそば粉を作り、店内で製麺する。またつゆも東京のレシピを基にした自家製で、江戸前の味を再現。香り豊かでツルツルの麺に、まろやかな甘味があるつゆがよく絡み、ツルッとのどをすり抜けていく。残暑続く初秋の上海にピッタリの一品だ。また「焼き鳥」(通常8元~)は、朝締めの新鮮な鶏肉を一本一本丁寧に串に刺し、備長炭で焼き上げる。
初秋を迎え、〝新そば〟の季節が到来。江戸風情を、ここ上海で味わってほしい。
Info
店名 鳥元(とりげん) 陸家嘴店
住所 浦東新区陸家嘴環路1000号恒生銀行大厦2階
TEL 5838-0811
営業時間 11時~22時(ランチは~14時、L.O.は21時半)
席数 約80席、個室4
予算 昼40元~、夜180元~
~上海ジャピオン2018年9月14日発行号