甘さ控えめの餡入り菓子
「馿打滾(ルーダーグン)」は古くからある北京の点心で、直訳すると〝馿(ロバ)がゴロゴロと転げ回る〟という少し変わった意味がある。制作工程の最後にきな粉をまぶすのだが、それが「北京郊外の野生のロバが、黄色い砂の上で寝転びゴロゴロして遊ぶ様子」を連想させるため、この名前が付けられたと言う。
ほんのりと甘くやわらかい餅に、きな粉がまぶしてあるので、日本で言うあべかわ餅に近い。生地は餅の代わりにもち粉や団子粉が使われ、香ばしく粘り気のある口当たりは、北京っ子に愛されている。
大きめのまな板の上にきな粉を打って餅生地を乗せ、さらにきな粉をまぶしながら、約3㍉の厚さになるまで麺棒で伸ばす。小豆餡を均等に塗り、端から内側に丸め、筒状にする。これを均等に輪切りに切り分けて完成となる。
どこか懐かしさを覚えるようなホッコリとした味を堪能してみては?
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店名 豊盛胡同(フォンシェンフートン)
住所 金匯路416号
TEL 5111-7711
営業時間 10時~22時
席数 約120席
予算 100元~
エリア 龍柏新村
~上海ジャピオン2019年2月15日発行号