旨味が凝縮したスープ
中国ではごく一般的に食べられるタニシ。中でもこの「螺蛳粉(タニシビーフン)」は、広西省の人気小吃に数えられる。
これは、スープの中にタニシのエキスがとけ込み、同省桂林市の「桂林米粉」と同じライスヌードルが入った一品だ。タニシと聞くと〝臭い〟イメージを持つ人がいるかもしれないが、広西料理店「桂小厨広西菜」の螺蛳粉「柳州老表螺蛳粉」(28元)は、臭みが全然なく、日本人でも食べやすい。というのも、ほかに八角やグローブ(丁香)、バンウコン(三奈)といった香辛料が多く入っているからで、店によってはクコやナツメを入れる場合もあるという。
この料理の起源は比較的新しく、中国建国以降とされる。柳州市がタニシの産地で、且つ桂林市に近いこともあり、タニシと米粉麺が融合したのだ。
日本ではなかなか食べられない中華麺料理を堪能しよう。
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店名 桂小厨広西菜(グィシィアオグァンシーツァイ)
住所 南京東路829号上海世茂広場L5
TEL 5309-8588
営業時間 10時半~21時半
席数 約60席
予算 100元~
~上海ジャピオン2019年11月29日発行号