めし屋のアイドル 第13回 Fuji cafe

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子どもに好かれる接客術

 常連さんは、たいてい小さな子どもを連れた日本人のお母さん。
よちよち歩きのお客さんからは、「お姉さんこんにちは!」といつも声を掛けられる。
 古北の名都城にある「フジカフェ」で働くしずかさんは、流暢な日本語と中国語を使い分け、日々接客に励む。
その接客姿勢は、「言葉遣いも丁寧で、日本人向けのサービスをよく心得ている」と店長も太鼓判を押すほどだ。

子どもとプラモデル

 「子どもが大好きなんです」と話すしずかさんは、お母さんたちの歓談中に子守りをすることも。
暇を持て余した子どもが、しずかさんに寄って来る。
そんな時は、店内にある小さなプラモデルを使ってあやすのだ。
 彼女の丁寧な接し方に、子どもたちもすっかりなついている。
「店の外で、子どもたちから不意に挨拶されることもあります。うれしいですね」と、しずかさん。

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お母さんの目当ては

 お昼の時間帯は特に忙しい。
11時~14時限定のケーキセット(50元)を目当てに、お母さんたちが次々とやってくるからだ。
セットには軽食とケーキ、それにドリンクバーとサラダバーが付いている。
軽食は「オムライス」が特に人気だとか。
 日当たりの良いフロアで、ゆったりとお茶やケーキを楽しむお母さんと子どもたち。
「お客さんに恵まれて、今の仕事は本当に楽しい。やりがいがあります」と、笑顔を見せた。

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~上海ジャピオン4月2日号より

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