劇的!カルチャー体験 Vol.45 成瀬流三味線・二胡教室

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日本人が先生
ゼロから指導

 「何か楽器を習いたいと思っていたのですが、
中国ならではということで二胡に興味を持ちました。
てっきり年配のおじいちゃんが先生かと思っていたのですが、
思ったより若い先生でちょっとビックリです」と語るFumikoさん。
小さい頃にピアノを習っていたことがあり、
音楽には馴染みがあるという。上手になったら、
家族の前で披露するのが目標だそうだ。
 この日向かった「成瀬流三味線・二胡教室」では、
マンションの一室で日本人講師が二胡を基礎から分かりやすく指導する。
日本人同士なので、
細かいニュアンスまで伝わる指導ができるのが魅力的だ。
また、希望者は津軽三味線も教わることができる。

的確なアドバイス
音を奏でる感動

 レッスンが始まると、
まずは持ち方から教わった。先生の持ち方を見ながら、
Fumikoさんは恐る恐る二胡をひざの上に乗せ、
弓を持つ。だが、弦を弾いても「ギギギ」と汚い音が出てしまう。
するとすかさず先生が「弦の角度に気を付けながら、
もう少し手首をしなやかに使って」、
「弦も端から端まで大きく使うといいですね」と、
お手本を見せながらゆっくりアドバイス。
言われた通りにやってみると、確かに美しい二胡の音色が部屋に響いた。
練習を終えると、最後は先生の演奏を聴いて、
二胡への憧れを膨らませる。Fumikoさんは体験後、
「初めて音が出たときはやっぱりうれしい。
1年ぐらいで日本に帰国する予定なので、
一定のレベルに達して帰国できるようになりたい」と語り、
上達を誓っていた。

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~上海ジャピオン3月11日号

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