劇的!カルチャー体験 Vol.67~姜依秋きものサロン

着物に一目惚れ 着物で日中交流
「私が先生に着付けを習っているので、
毎月恒例のイベントに玲奈を連れて行ったんです。
そうしたら先生のお着物を見て、
すっかりファンになっちゃったみたい」と、
玲奈ちゃんのお母さんの香穂里さんは話す。
鈴乃屋きもの学院は、
姜先生が5年前に開いた着付け教室。
日中文化交流に関する記念行事に参加したり、
着物を通して日本の文化を紹介する活動も行っている。

まずは礼儀作法から 着付け用語に戸惑う
今回玲奈ちゃんが着るのは、
大好きな明るいピンク色の浴衣。
自宅でお母さんに結ってもらった髪に付けた
髪飾りとも合って、とても元気なイメージだ。
まずは、着付けを習う前の挨拶から教わる。
きちんと正座して、
両手の親指を開いておにぎりの形を作るように、
という先生の指示がわかりやすく、
玲奈ちゃんは礼儀作法を難なくパスした。
次に、打ち合わせは左を前にすること、
帯を結ぶ前に帯紐で仮留めをすること
などの注意点を順に説明してもらいながら、
浴衣を着付けていく。
普段全く聞き慣れない言葉に、
玲奈ちゃんはちんぷんかんぷんの様子。
最後に、身体の前で結んだ帯を
後ろに回せば出来上がりだが、
しっかり帯の下に指を入れて
一気にグイッと回そうとするも、
なかなか回らない。
先生の手を借りて帯を仕上げ、
あちこち整えてやっと完成した。
「帯を回すのが大変だったけど、
兵児帯(へこおび)はちゃんと結べるようになった♪」
と覚えたばかりの用語を使って、
ニコニコ顔で話す玲奈ちゃんだった。

~上海ジャピオン8月19日号

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