オススメポイント
同作は著者・左手が、夫であり写真家でもある張千里と、世界各地を旅する様子を綴ったエッセイです。私は昔から、大事な人と世界中の美しい場所を訪れるのが夢でした。ですから彼らはまさに私の理想の姿。昨年ネット上で同作の存在を知り、すぐに買いに行きました。
彼らのようにお互いを本当に理解し合える人とともに同じ道を歩くというのは、どんなに幸せなことでしょうか。これから読む人には、ぜひ友人や家族あるいは恋人と一緒に旅行することを思い描きながら読んでほしいと思います。
手を繋いで世界を歩く、夫婦の愛の物語
夫婦・左手と張千里は5歳からの幼馴染。これまでの27年間、ともに寄り添いながら人生を歩んできました。2人は結婚後、平凡な暮らしを楽しみながらも、度々旅行へ出かけるようになります。東南アジアやヨーロッパ、トルコやイスラエルなど…。それから10年、訪れた国は23カ国、撮り溜めた写真は10万枚以上に上ります。
いつも手を繋いで歩いてきた、彼らの〝旅行〟という名の人生を綴ります。
~上海ジャピオン2014年7月11日号