カラダのサイレン 月経過多

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.11】
生理量が多くなったり、生理痛がひどかったり、下腹の痛みを感じる。そう言えば最近トイレが近いような気も。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

もしかして子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)かもしれません。

 女性のみなさん、月経時の出血量が最近増えていませんか? さらに、下腹部の痛みを感じることは? 
 女性なら誰でも1度は耳にしたことがあるはずの「子宮筋腫」という病気。今や30代女性の3~4人にひとりは子宮筋腫ともいわれ、もはや他人事ではありません。
 子宮筋腫とは、子宮の筋肉部分にできる良性のコブ(腫瘍)のこと。エストロゲンという女性ホルモンの分泌バランスが大きく関与していると言われています。この病気の怖いところは初期症状があまりないこと。気づかないうちにコブが成長して大きくなり周辺に様々な影響を与えてしまいます。その大きさは、バスケットボール大になることも。子宮周辺の圧迫感、痛み、さらにコブのできる場所によっては、膀胱や直腸が圧迫されて頻尿や便秘、そして不妊の原因となることもあります。
 治療は基本的に投薬です。しかし、症状が著しく進行している場合や、病気を根本的に治療したい場合には、筋腫だけ、あるいは子宮を丸ごととってしまうこともあるのです。
そうならないためにも、定期的な婦人科検診は必須。海外では不安も多いですが、日本語の通じる婦人科病院などを上手に利用し、手遅れを防ぎましょう。

■今週のドクター
永恵華クリニック
何冬梅 先生
住所: 華山路800弄6号丁香公寓裙楼4階
TEL: 6211-3333
診療: 平日8時45分~17時

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン5月16日発行号より

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