カラダのサイレン「顎が鳴る」

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.14】
口を開くと耳の下辺りで音がする、周辺に痛みを感じることもある。最近では口を開きにくくなってきた。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

もしかして顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。

 


口を大きく開けると耳の下辺りでパキッと乾いた音や、ゴリっといった音がする、こんな経験はありませんか?
日本人のふたりにひとりは潜在患者とも言われる「顎関節症」は、放置すると日常生活に支障をきたす病気です。
頭の骨と下顎をつなぐ関節、これが顎関節。噛み合わせ、歯ぎしり、ストレスといった様々な原因によって、この顎関節が障害を起こした状態を顎関節症と呼びます。特に20~30代の若い女性に多くみられ、顎関節が鳴る、痛い、口を開きにくいといった症状が代表的。ひどくなると痛くて口を開けられず、ご飯を食べるのも難しいなんていう状況になることもあります。
治療は鎮痛剤による痛みの緩和と、原因の除去を同時に行います。顎への負担を軽くし、噛み合わせ調整のためにマウスピースを使用する方法や、患部に電気刺激を与える方法が一般的です。治療は歯科医院で行うのが普通ですが、慢性化している場合は口腔外科の手術が必要なことも。
顎関節症を予防するには顎関節に負担をかけないことが大切。口を大きく開けすぎることもよくありません。
上海はカラオケ天国だと言われていますが、口の大きさに注意しつつ楽しく歌いましょう!

■今週の監修
三島歯科

住所: 水城南路37号万科広場商務楼503室
TEL: 3223-1688
診療: 平日9時半~19時半、土日9時半~17時

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン6月6日発行号より

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