その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.22】
朝、伸びをするときに感じる肩の違和感。なんだか腕が上がりにくいし、夜になると肩が痛む。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
四十肩(しじゅうかた)かもしれません。
最近、髪を洗ったり背中でエプロンの紐を結んだりといった腕を動かす動作がスムーズにいかない。そんな場合は「四十肩」にご用心!
「四十肩」は、肩関節周辺が炎症を起こして腕をあげづらくなる病気で、その名のとおり四十代以上の人に多いのが特徴です。その原因は、老化や肩の冷え、運動不足など、誰にでも起こりうるもの。また筋肉の外的損傷が原因となることもあります。
まず、肩付近の違和感や、なんだか腕が上がりにくいという自覚症状に始まり、肩を動かした時にビリッと鋭い痛みや痺れを感じるようになります。悪化すると痛みで眠れない、腕が全く上がらないといった深刻な状態に至ることも!
治療には、炎症を抑える薬の投与やマッサージ、超音波治療にエクササイズを併せた理学療法が一般的。針やカイロも効果的とされますが、街のマッサージ店では逆に痛めてしまうこともあるため、四十肩の疑いがある場合には専門医師の診断を受けましょう。
夏は一時帰国や旅行など、重たいスーツケースを持つ機会が増えがち。ただ、これが原因で四十肩を発症するケースも少なくありません。荷物を持つときは体に負担をかけないよう充分に注意しましょう。
■今週のドクター
上海辰新医院
郭義 先生
住所: 延安西路937号7階
TEL: 5213-0383
診療: 9時~20時半(日曜休診)
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン8月8日発行号より