お医者さんの御用達 第607回「ホットアイマスク」

 

疲れ目にホットアイマスク

――目の乾きが気になります。スマホの使い過ぎでしょうか?

先生 携帯電話やパソコンの画面を見たり、書類や本を読んだりする至近距離の凝視が、ドライアイの原因になっている可能性がありますね。「ホットアイマスク」を使って目のリラックスをしてみましょう。

 

――興味があります。

先生 私も日頃目を酷使しますが、目のプロフェッショナルとして、近いところを20分見たら遠くを20秒見るというような、疲れる前のケアを意識しています。そのほかにオススメなのがホットアイマスクです。目の表面には眼球を潤し保護する涙液膜があります。この膜が不安定になることにより、ドライアイになるといわれています。そのため、涙の一部を作っているマイボーム腺を40℃程度で温め分泌を促進することによって、涙液膜の安定性を保ち、目の乾きを緩和できると明らかにしている研究があります。ホットアイマスクではなくホットタオルでもOKですが、忙しい日々送る現代人には、袋から取り出すだけで使えるこのアイテムが便利ですね。

 

――使い方を教えてください。

先生 1日1〜2回、昼休みや寝る前などに、各15〜20分使用しましょう。目が赤くなっている場合や目やにが出ている、目が痛いときなどは使用してはいけません。

 

 

~上海ジャピオン2024年2月2日

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