ドクター丸かじり:プラスをよりプラスに

Q1先生のご趣味は何でしょうか?
A:マラソンです。もともとは、痩せることが目的でした。まずは、歩くことから始めて、少しずつ走るようになり、そのうちに10㌔マラソンやハーフマラソンにも参加するようになりましたね。今まで、ホノルルマラソンに3回出場しましたし、上海マラソンにも出場しました。初めてフルマラソンを走った時は、「もう2度と出ない」と思ったんですけどね(笑)。

Q2マラソンの魅力とは?
A:基本的には苦しいだけです(笑)。でも、ホノルルマラソンは雰囲気がすごく好き。午前5時にスタートして、海から昇ってくる太陽を眺めながら海岸線を走るんです。地元の方々が沿道から声援を送ってくれるし、すごく迎えてくれているという感じを受けます。
 あと、日本の地方で行われるマラソンに参加すると、名産品をもらえたりするので、それも1つの楽しみですね。

Q3さて、先生の専門はインプラントとお聞きしました。普段あまり耳慣れない言葉ですが、どういった医療なのでしょうか?
A:インプラントとは、無くなった歯の変わりに人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を作っていく治療法です。埋め込むとき、あごの骨と結合させるので、天然の歯に近い状態を再現できます。
私の場合は普通のインプラントだけではなく、他の病院で断られるような難易度の高いものも扱います。例えば、インプラントの際に、あごの骨が不足している時は、人工的に骨を作る処置や、手術後すぐに仮歯を入れる「即時荷重」といったものですね。
 インプラント自体は30年くらい前からあったんですけど、チタン製の人工の歯根が開発されて以来、急速に研究が進んでいる分野なんですよ。

Q4では、先生が目指す理想の医療とは?
A:病気の人を治すのではなく、健康な人をより健康に。その人にとってベストな健康状態にすることです。マイナスをプラスにするのはもちろん、プラスをよりプラスにすることも重要。そして、医者も患者さんもハッピーになれる。これが私の理想です。

Q5では最後に、もし生まれかわれるとしたら、何になりたいですか?
A:ハリウッド映画の監督やプロデューサーです。才能のある人を集めて、何かスケールの大きい作品を作ってみたいですね。

<健康の秘訣>
毎朝40分くらい近所を散歩しています。それと『発掘!あるある大辞典』で放送していた
「3分間体操」をすることですね。とにかく、120歳まで生きるつもりです(笑)。

守屋啓吾
(医)東風会理事長
46歳 岡山県出身

取材協力/コスモス歯科クリニック TEL:137-6185-7922

~上海ジャピオン2006年3月10日発行号より

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