その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.41】
ときどき乳房に鈍い痛みを感じることがある。
それに授乳中でもないのに乳頭を押すと白い分泌物がでる。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
乳腺症(にゅうせんしょう)
40代が近付くにつれて、生理前になると乳房がチクチク痛むようになってきた。
乳がんの定期検診では異常がないはずなのにしこりもできているみたい・・・こんな症状なら「乳腺症」のせいかもしれません。
女性の乳房は母乳をつくるための乳腺組織でできていますが、30代後半から閉経に向けてこの乳腺組織は脂肪へと変化していきます。
この期間のホルモンバランスの乱れが原因となり、生理前に乳房が痛む、乳頭分泌がある、乳房に米粒大のしこりができるといった症状が現れるのが「乳腺症」なのです。
乳腺症はほぼすべての女性が老化とともに感じる正常な変化で、正しくは病気ではありません。
痛みがひどければ痛み止めの使用や、男性ホルモンの投与でホルモンバランスを調整することもありますが、治療を必要としない場合が殆どです。
ただ、乳がんの症状とよく似ているため、乳がん検診を受けていない場合は婦人科をきちんと受診しましょう。
年末年始は豪華な食事が続きがちですが、脂肪分の過剰摂取は「乳腺症」の大敵! 油っこい料理は避け野菜中心の食事をこころがけましょう。
■今週のドクター
■今週のドクター
博愛病院国際医療センター
陳衛 先生
住所:上海市淮海中路1590号博愛病院2階
TEL:6431-5107
診療:月曜~金曜9時~17時 土曜9時45分~17時
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン12月26日発行号より