――本格的な夏の暑さが続いていますね! この暑さと仕事のストレスで、イライラしがちで困っています。
先生 多忙な上にこの暑さでは、身体も心も疲れてしまいますよね。こんな時には「牡蠣」を食べてみてはいかがでしょうか。
――牡蠣は冬が旬のイメージがありますが、夏もあるのですか?
先生 最近の上海は流通が発達しているので、夏でも新鮮な牡蠣が出回っているんですよ。ニュージーランドやオーストラリア産が比較的人気です。牡蠣の身には、精神安定効果が期待できる成分が含まれているので、ストレスから来るイライラや不眠、疲労感を改善すると言われています。造血作用のある鉄分も多く含むため、女性に多い貧血の悩みにもいいですね。亜鉛など豊富なミネラル成分は、心臓や脳血管などの生活習慣病予防に役立つとされています。
――上海生活ではどんな風に取り入れられるでしょうか?
先生 オイスターソースや牡蠣醤油など、牡蠣の成分が入っている調味料を利用すれば簡単に摂取することができますよ。生物は南半球系のオイスターバーが、今の時季のオススメですね。ただし、胃腸に自信のない方は、加熱調理したものにしておいた方がいいでしょう。
~上海ジャピオン2016年08月05日発行号