ドクター丸かじり:医療の国際化を目指して

Q1、まず先生の趣味を教えてください。
A、趣味というのかどうか分かりませんが…、休日は剣道愛好会に参加しています。剣道は中学生の時から始めて、大学まで続けていました。その後はしばらくやめていたのですが、上海で働くようになってから再開しました。先日、剣道のアジアカップがありまして、私の参加している同好会は30チーム中ベスト8という成績でした。私自身の実力はそれほどでもないですよ。まぁ、「下手の横好き」というやつですかね(笑)。

Q2、剣道を再開しようと思ったきっかけは?
A、働くようになってからは運動をしなくなりましたからね。やはり体は動かしていたいな、と思ったのがきっかけです。それに、仕事をしていると肉体的にも精神的にも疲れることが多いですから…。ストレス発散のためといったところでしょうか。

Q3、医者になったきっかけは何ですか?
A、私は歯科医の家系に生まれたんですよ。母方の祖父が歯科医だったため、高校生の時から自分もそうなるものだと考えていました。「特別な経験をした」とか、「大きな志がある」、といったようなかっこいい理由はありません(笑)。
医師の家系についてですか?それほど特別なことではありません。家業として代々歯科医を続けているところは結構多いんですよ。

Q4、では先生の目指す理想の医療とは?
A、現在の医療界は、国ごとに制度が大きく異なるんです。例えば、ある国の医師は別の国にいる場合、特別な免許を取らないと医師として活動できない、といった感じです。こういった国どうしの垣根を取り除いて、医療の国際化を成し遂げられたら素晴らしいですね。そのような医療界の構築に一役買えたらいいなと思います。
 個人としては、心が広くて偏りのない人間でありたいですね。狭い口の中を見る仕事をしているので、なおさらそういった思いが強くなります(笑)。

Q5、もし生まれ変われるとしたら何になりたいですか?
A、上海でビーフン屋を経営したいです(笑)。ビーフン好きなんですよ。まぁ、それはそれとして、ビーフン屋に限らず、様々なことを経験して広い視野を持った人間になりたいと思いますね。

<健康の秘訣> 
 歯の健康について。中国の歯ブラシはヘッドが大きいものが多いですが、できるだけ小さいヘッドのものを使用したほうがいいですね。それから、定期的にクリーニングを受けることもお勧めします。

坪田康徳
美科口腔診所歯科医
37歳 兵庫県出身

取材協力/美科口腔診所 TEL:6278-6602

~上海ジャピオン2006年3月17日発行号より

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