その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.49】
急に気持ちが悪くなったと思ったら、お腹の調子も良くない模様…。
さらに熱も出てきた。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
急性胃腸炎(きゅうせいいちょうえん)
春は出会いと別れの季節。
度重なる歓送迎会で暴飲暴食。
胃がもたれるな…と感じた途端に吐き気が!
それ、「急性胃腸炎」かもしれません。
〝お腹の風邪〟と言われる「急性胃腸炎」。
ウイルスや細菌による感染性と、アルコールの過剰摂取や食物アレルギーなどによる非感染性に分けられます。
そのほとんどは、ウイルスが原因。
感染後1日から数日で嘔吐や下痢の症状が現れ、症状の重くなると、発熱や腹痛を伴うこともあります。
治療は、充分な水分補給と休息、消化の良い食品の摂取など。下痢止めは腸内に細菌やウイルスを滞留させる可能性もあるので、飲まない方が良いでしょう。
細菌性の場合は抗生物質を投与する必要があり、子どもや高齢者の場合は、脱水しやすく、輸液による水分補給が必要になることもあるので、まずは病院で診てもらうのが無難です。
予防は、清潔な食べ物を口にするほか、パソコンのマウスやキーボード、子どものおもちゃなど普段よく触るものを常に清潔にすること!
敏感になってしまう上海での生活。
慎重になりすぎてもいけません。おいしいものを食べ、よく笑い、よく眠る!
これこそ病気を寄せ付けない秘訣かもしれません。
■今週の監修
上海ファミリークリニック
小林昌明 先生
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン3月6日発行号より