その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.60】
排尿時、なんとなく違和感が残る。
そして頻繁に尿意を催す。
でも痛いからトイレに行きたくないなぁ…。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
前立腺炎(ぜん りつ せん えん)
たった今トイレに行ってきたのにもう尿意が…。
そんな人は「前立腺炎」かもしれません!
前立腺は男性のみにある、膀胱の直下にある臓器で、炎症を起こすと「前立腺炎」になります。
20~40歳代の人がかかりやすく、細菌の侵入や、尿液の逆流、免疫力の低下、遺伝、性生活の乱れなどが原因で起こる病気です。
症状には、頻尿、排尿困難、尿漏れ感、肛門や陰部の痛み、排尿違和感や痛みがあり、急性の場合は、高熱や激痛を伴うことも!
放っておくと、結石になりやすくなる、仕事や夫婦生活に影響を及ぼす、さらに不妊の原因をつくってしまうこともあるので、1日も早く治療することをお勧めします。
完治までには時間がかかり、特別な治療法がありませんが、症状によって、抗生物質の長期投与や、漢方中医治療、赤外線や薬物イオン浸透治療などの物理療法を取り入れ、東洋医学と西洋医学を合わせた治療が有効です。
予防には、熱いものや辛いものなどの刺激物や、酒・タバコの量を減らす、長時間座り続けない、免疫力を高める、などです。
働き盛りだと、具合が悪くても無理をしてしまいがち。早めの対処が肝心ですね。
■今週の監修
上海永恵華(トワコ)クリニック
周智恒 先生
~上海ジャピオン5月29日号より