日々の元気に強い味方!
――残暑が厳しく、身体がダルくて仕方ありません。溜まった疲労が取れない感じです。疲れにくい身体になるヒントはありませんか。
先生 内臓機能を上げ、活力を高める効果が期待できる「黄耆(オウギ)」はいかがでしょう。緩やかに疲れにくい体質にしてくれますよ。
――聞いたことがないですね。どんなものですか。
先生 日本ではあまり知られていませんが、黄耆は朝鮮人参と並んで有名な漢方なんですよ。胃腸を整え、慢性疲労や虚弱体質を改善してくれると言われています。利尿作用もあるので、むくみの改善や新陳代謝の促進も期待できます。汗かきで疲れやすい人に特に適していますよ。
――今の自分にぴったりです! 一体どのように摂取するのでしょうか。
先生 スライス状で売られていることが多く、茶のように飲むのが一般的です。マグカップなどの容器に10~15㌘の黄耆を入れ、湯に浸して5分以上置いたら、飲み頃です。そのまま飲んでも、ゴボウに似た香りとほのかな苦味が楽しめますし、緑茶や中国茶にブレンドしても味に深みが出ます。顔がほてる、息が荒い、腹の張りや便秘がある場合には、摂取を控えた方がいいでしょう。
~上海ジャピオン2016年08月12日発行号