漢方で腸を整える
――通勤途中や大事な会議の前などに、急な腹痛や便意に襲われ悩んでいます。
先生 海外生活での飲食や環境の変化に不安や緊張が加わり、腸管運動に異常が起きているのかもしれません。こちらの「家庭用灸焼箱」を使うと、お灸でお腹を温めながら徐々に症状を緩和してくれます。
――お灸が自宅でできるんですね!
先生 お灸で使用するヨモギ(艾草)には、鎮痛作用と気を静めるリラックス効果が期待できます。また、熱の力で経絡を温めることで気のめぐりをよくし、脾や胃の働きを強めることで、腸管の動きをスムーズにしてくれます。じんわりお腹の奥まで温めてくれるので、女性の月経痛緩和にも効き目がありますよ。
――使い方を教えてください。
先生 まずはヨモギ1本を5分の1に折り、火を付けてからサッと炎を消し、燻っている方を下向きにして箱に入れます。15~20分燃え続けるので、お腹や背中など気になる箇所に当ててください。煙が多く出るので、換気には気を付けましょう。使用後、目やのどに違和感を覚えた人や、6歳以下の子どもは使用を控え、同じ部位に使うのは一日置きにしてください。安全に気を付け、お灸の気持ちよさを味わってください
~上海ジャピオン2018年4月6日発行号