お医者さんの御用達~黒豆大棗桂圓湯

生理痛を薬膳で緩和

――生理痛に悩んでいます。痛み止めを切らしたのを機に、体質改善に挑戦したいです。

 

先生 それでは「黒豆大棗桂圓湯」など、生理痛に効くスープ3種を摂取して、身体の芯から改善しましょう。漢方的観点からお話するので、自分がどのタイプに属するのか考えながら聞いてください。

 

――わかりました!

 

先生 まず一つ目のタイプで、気も血も弱い人。月経量が少ない、経血の色が薄い、圧迫すると痛みが和らぐタイプには「黒豆大棗桂圓湯」がオススメ。気血を補う働きのある黒豆、桂圓、ナツメ、黒糖を一緒に煮込みます。二つ目は冷え性の人。手足が冷たい、経血の色が濃い、温めると痛みが和らぐタイプには「暖宮四物湯」がピッタリ。ナツメ10個、ショウガ5片、コショウ10粒、黒糖30㌘を煮込みます。三つ目は気血が詰まっている人。経血に固まりがある、色が紫がかっている、身体を緩めると痛みが和らぐタイプには、循環を促す、当帰、益母草、ゆで卵を一緒に煮込んだスープ「益母当帰煲鶏蛋」をどうぞ。

 

――材料さえ揃えれば、実践できますね!

 

先生 どのパターンも多めの水で30分ほど材料を煮込み、月経開始5日~2週間前から、1日何回かに分けお茶代わりに飲みましょう。具材を食べるのも◎ですよ。

~上海ジャピオン2019年3月22日発行号

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