自宅で電動鼻吸い器
――まだ0歳の子どもが、鼻が詰まって苦しそうです。何かしてやれることはありませんか?
先生 自分で鼻をかめないお子さんが鼻詰まりを起こしている場合は、こちらの「鼻吸い器」を使ってみましょう。
――鼻吸い器はチューブが長いイメージがありましたが、これは短いんですね。
先生 こちらは電動製品なので、口で吸う必要がないんです。従来のものは洗いにくいなどの難点がありましたが、これは水洗いもしやすく清潔に保ちやすいです。誰でも使えるのもポイントですね。鼻水が固い場合には、スプレー式の生理食塩水で柔らかくしてから吸いましょう。
――子どもが嫌がる場合にはどうしたらいいですか?
先生 あまりに嫌がる場合には、短時間で済ませ無理をしない方がいいですが、鼻水が溜まったらその都度こまめに吸うのがいいですね。鼻の粘膜が荒れている時には鼻血が出やすくなっていますので、鼻の内側の粘膜を吸わないように、穴の中心に向けて吸ってください。また、泣いたりミルクを飲んだりした後は、嘔吐を誘発しやすくなります。鼻水を吸ってからミルクを与える方が飲みやすくなっていいですよ。クリニックにはさらに高機能の鼻吸い器があるので、家庭で対処しきれない場合には気軽に受診してください。
~上海ジャピオン2019年6月7日発行号