身体にやさしい果物かき氷

――まだまだ暑い日が続き、子どもが冷たいものばかりねだります。

先生　そんな時には、予め凍らせた果物を使った「フルーツかき氷」を作ってみましょう。

――市販のシロップは使わないんですね。

先生　市販のシロップは、果糖ブドウ糖液糖で甘味を付け、香料と合成着色料で味の違いを出しています。果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖は砂糖（ショ糖）に比べ、急速に吸収されて血糖値の急上昇に繋がります。また合成着色料は、石油製品を原料に化学合成されており、アレルギーの引き金になったり、子どもの多動性障害、注意欠陥障害といった症状との関連が疑われたりしています。一方、果物には果糖やブドウ糖などの糖類、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれ、より健康的です。

――作り方や注意点を教えてください。

先生　好みのフルーツを洗い、かき氷機に入る大きさにカットしておきます。種などは、最初に除いておくと食べやすいです。それを凍らせておき、食べたい時にかき氷機で削ればフルーツかき氷の完成。イチゴやマンゴー、バナナなどは甘味が強いうえ、ミックスして作ると◎。モモやドラゴンフルーツなどは、単品で作った方がおいしいです。糖尿病の人、冷たいもので体調を崩す人は、食べる量を控えめにしてください。

～上海ジャピオン2020年9月11日発行号