熱中症対策に干し梅

――ゴルフが趣味ですが、最近30度を超える日も出てきて、ラウンド後半には疲れてしまいます。

先生　疲労回復と熱中症予防を兼ねたおやつ「干し梅」を食べながらプレーしてみましょう。

――スーパーなどで売っている干し梅ですか？

先生　はい、そうです。梅干しに含まれるクエン酸は、疲労の原因となる乳酸を分解してくれるので、疲れにくくなります。また、熱中症は身体が暑さになれていない、初夏の急に気温が上がる時期から始まります。熱中症の原因のひとつに、汗で塩分が排出された状態に冷たい水分をたくさん摂ることで、体内の塩分が不足するということがあります。よって対策としては、日差しを避けて水分を摂るだけでは不十分で、水分とともに塩分も取る必要があります。そこで、持ち運びに便利な干し梅がオススメです。

――いつ食べるのが効果的ですか？

先生　暑くなり汗をたくさん掛いた時や、水分をたくさん摂った時に、意識的に食べるとよいでしょう。はちみつなどで甘みをつけているので、普段のおやつの代わりにも最適です。塩分制限が必要な血圧が高い方は、適度に摂取してください。甘酸っぱくておいしいですが、血糖が気になる方も、食べ過ぎに注意しましょう。

～上海ジャピオン2021年5月21日発行号