お医者さんの御用達 第542回「リュウガン(桂園)」

睡眠の質改善にリュウガン

――中国の暦では年末、日本では新年のこの時期は、仕事もプライベートも忙しく、気持ちが高ぶり眠りが浅くなります。何かいいアイテムはありませんか?

先生 たしかに、とても忙しい季節ですね。眠りを助け、寒い季節にピッタリな、身体を温める性質を持つ「リュウガン(桂園)」を食べてみましょう。

 

――木に丸い実がたくさんなる果物ですよね?

先生 そうです。龍の目みたいということで、リュウガンと呼ばれていて、皮を剥くと乳白色をしており、見た目も味もライチに似ています。乾燥させた実には、ブドウ糖やタンパク質、ビタミン、カルシウムなどが含まれ、自立神経を調節し、睡眠の質を高める効果が期待できます。また、脳細胞を活性化させるので、子どもの脳の成長発育や加齢による物忘れの緩和にもオススメです。

 

――効果的な食べ方はありますか?

先生 リュウガン10㌘、ハスの実15㌘、モチ米60㌘に水を適量加えて粥を作ります。毎朝食べると、不眠や動悸、貧血の改善にピッタリです。また、貧血の人は、ナツメ15㌘、落花生20㌘、リュウガン30㌘、水150㍉を合わせて30分強火で蒸したものを、1日1回食べるといいでしょう。消化不良や糖尿病の人、妊婦は大量に食べないでください。

 

~上海ジャピオン2022年1月14日号

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