手作りの可愛いお雛様
川口さんの紹介で訪れた小松さん宅の自慢の品は、娘のために贈られた愛情たっぷりのオリジナル作品。
上海でも娘を見守る 祖母手作りのお雛様
2006年の4月に上海に渡ってきた小松さん一家。娘の七海(ななみ)ちゃんは、現在1歳4カ月だ。
自慢の品として飾られているのは、初孫が生まれた記念として夫の母が贈ってくれた、手作りの陶器のお雛様。屏風(びょうぶ)も手作りだ。
「お義母さんは、もともと20年近くも陶芸を習ってらしたんです。お内裏様もお雛様も、そんなお義母さんらしさがあって、愛着を感じますね」
妻の貴子さんは嬉しそうに語る。海外にも、手軽に持ってこれる雛人形は、上海でも七海ちゃんを見守ってくれる。今年の桃の節句でも、リビングに飾られた人形が七海ちゃんの成長を祝った。
「娘が大きくなってから、このお雛様が、おばあちゃんが作ってくれた世界でたったひとつのものなのよって、伝えるのが楽しみです」
△左・貴子さん 右・七海ちゃん
オリジナルのお椀も 夢は親子三代で陶芸を
小松家のもうひとつの自慢の品は、漆塗りのオリジナルのお椀。長野県の木曽にある、貴子さん馴染みの漆器屋さんが、七海ちゃんの誕生祝いにプレゼントしてくれた。
「娘の名前の『七』と『海』が、センスの良いデザインに仕上がっているので、とても気に入ってます」と貴子さん。七海ちゃんの離乳食の器として、毎日大活躍している。
「実は、私たち夫婦はふたりとも陶芸が趣味。将来は親子三代で土いじりをするのが夢です。娘には、日常生活の中で、自分で何かを作ったり表現することを意識して成長してもらいたいですね」
手作り作品に囲まれ、七海ちゃんは愛情豊かに成長することだろう。
物件情報
◇地区:除?区
◇間取り:2LDK(120㎡)
◇家賃:非公開
◇築年数:2年
◇サービス:家具家電製品込み、管理費込み、オートロック、NHKワールド
◇交通:地下鉄より徒歩2分
⇒NEXT WEEK
小松さんの自慢のお隣さんは、お菓子作りが自慢の本多さん。
娘さんがふたりいる本多さん宅には、お菓子作りのグッズがいっぱい! お部屋には、あまーい香りが漂ってます。
~上海ジャピオン4月13日発行号より