シンプルキレイな内装
大原さんの紹介で伺ったのは自宅の内装工事、設計を自ら手掛けた加藤さん。その隅々に家族への思いが溢れていた。
シンプルに機能的に
すべては家族のため
ことしで海外生活14年目を迎える加藤さんが、上海に渡ってきたのは4年半前のことだ。上海で建築設計会社を開業し、長期滞在を決めた加藤さんは、マンションの購入を決意。そして、自分のマンションの内装工事、設計を含め全てを自身で手掛けた。
資材は全て現地調達。「実は中国は資材が豊富で、世界中の材料が揃っているんですよ」と加藤さん。
内装設計の際は、なるべくモノを置かないように、シンプルさにこだわった。ふたりの子供達が自由に走り、思い切り遊べるようにと、ダイニングからリビングにかけて広々とした空間を作った。これでワンパク盛りの子供達も大満足だ。シンプルで機能性を求めた設計は奥様もお気に入り。キッチン&ダイニングは、白と黄色で明るい雰囲気に仕上げた。
加藤さんの思いが詰まったマイホームは、家族にとって宝物。この家でまた、新たな家族の思い出が作られていく。
▽加藤謙治さん(中)、将輝くん(左)勇輝くん(右)
バルコニーのベンチで
ゆったりと読書
加藤さん自身が、特に気に入っている場所はバルコニー。休日はここに置いたベンチに腰掛けて、外の緑を感じながら、読書を楽しむことが多い。太陽の光を多く取り込めるようにと、バルコニーは壁を少なくして、全面ガラス張りにした。
「完成するまでに、業者さんにスムーズに仕事してもらえないなど、トラブルもありました。でも、建築設計会社を運営していく自分にとっては、いい経験になりましたね(笑)」と、当時を振り返る加藤さん。
長い海外生活で培ったたくましさで、加藤さんはこれからも一家を支えていく。
物件情報
◇地区:長寧区
◇間取り:3LDK 140㎡
◇家賃:持家
◇築年数:2年
◇サービス:ADSL込み、オートロック、NHKワールド
◇交通:バス停より徒歩5分
⇒NEXT WEEK
加藤さんの自慢のお隣さんは
コーヒーにこだわる袖山創さん
自宅で自家焙煎コーヒーを自らドリップ。コーヒーを美味しく淹れるために日々研究中!
~上海ジャピオン8月3日発行号より