自慢のお隣さん 第122ノック 藤原さん宅

これぞ、ジャパニーズビートルズ!

田屋さんの紹介で伺ったのは、〝ビートルズ〟バンドを組む藤原さん。ライブは、耳の肥えた欧米人にも好評!


ビートルズフリークが
集い、バンドを結成


 高校時代にギターをはじめ、大学時代は軽音部に所属していた藤原成宏さん。上海でも1年ほど前に、ネットを通じて知り合った仲間とビートルズを徹底的にコピーするバンド「Gently Gear Freaks」を結成。月に数回、週末に欧米人が集うバーなどで演奏している。
「現代のロックが好きだった僕にとって、ビートルズはいわば、ロックの〝演歌〟だったんですよ。ところが、仲間の熱意に引っ張られてやってみると、これが奥が深くて…」
藤原さんのバンドメンバーは、ビートルズと同じく4人。皆、昼間は忙しく働く社会人だが、週末になると様子は一変。ビートルズさながらの、トラッドなスーツに身を包み、数々の名曲を熱く奏でる。
 演奏が終わった後、本物のビートルズを見たことがあるというイギリス人の年配の女性に「まさか、こんなところで彼らの音楽を聴けるなんて」と握手を求められたこともあると言う。日本では、外国人の前で演奏したことはなかったが「ノリがいいから、演奏していて気持ちいい」と満足そうに微笑む。

(右写真)盛況のライブの様子

本物に近づけたい!
楽器や演奏にこだわる


 演奏の間のトークは英語。メンバーのフロント3人は、ビートルズと同時代の、同じ型番の楽器を使っている人もいるそうで、ドラムのリンゴ・スターが歌っていた曲なら、ドラム担当の藤原さんがボーカルを担当と、〝ビートルズらしさ〟をどこまでも追及している。
 「仕事もバンドも、一生懸命。上海生活はとても充実していますよ」と楽しげに話す藤原さん。次回、7月26日のライブ(岳陽路×東平路Abbey Road)に向け、今週末も練習に励む。

「Japanese Beatles!」と声をかけられることもあるそう

藤原成宏さん

~上海ジャピオン7月11日発行号より

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