自慢のお隣さん 第137ノック 西村さん宅

上海で再現、これが〝大阪の味〟!

花村さんの紹介で伺ったのは、たこ焼きならおまかせ! の西村博子さん。
おいしいたこ焼きを作る秘訣とは…?


本場で知った
たこ焼きのおいしさ


 ソースの上で、かつおぶしが踊る。口に運ぶと、外側はパリッ、中身はとろ~り。生地とタコ、ソースが絡み合った絶妙なうま味が口いっぱいに広がる。
 そんなたこ焼きを作って、友人や家族を喜ばせているのが西村博子さん。故郷の山口を離れて大阪へ進学し、そこで食べたたこ焼きの味に、すっかりほれ込んでしまったと話す。
「山口のたこ焼きは〝ソース味〟でしたが、大阪のたこ焼きは、生地までおいしくてびっくり。それに、大阪ではほとんどの家にたこ焼き器があるんですよ!」
 関西出身のご主人と結婚し、子どもが産まれてからは、博子さんもたこ焼き器を購入して家で作るように。上海へ赴任が決まったときは、引越し荷物に、迷わずたこ焼き器を入れた。
 それから4年余り、上海でもすでに150回以上はたこ焼きを焼いたという博子さん。友人を招いたときに、子どもの幼稚園のお弁当に、持ち寄りパーティの一品にと、たこ焼きは大人気。今では「友人たちから〝たこ焼きの西村さん〟って呼ばれるんですよ」と笑う。

(右写真)娘さんたちもたこ焼きが大好き!

焼き方のポイントは
「じっと待つ」


 博子さんのレシピは、生地がお好み焼き粉300㌘に卵2個、水1㍑。鉄板はゴマ油を塗ってしっかり予熱し、生地を7分目まで注ぐ。タコ、キャベツ、ねぎ、天かす、好みで紅ショウガをいれ、さらに生地を注いだら、まわりがカリッとするまで10分ほど待つ。「ここが1番のポイント。ガマンできずにさわるとおいしく焼けないんです」
 そして裏返し、ほどよく焼けたところからお皿に取り出す。ソースをぬって、かつおぶしと青ノリをパラパラ…。笑顔を誘う、博子さんのたこ焼きのできあがり!

卓上型のたこ焼き器は、ダイヤルで温度調節が可能。
ソースもこだわりの銘柄で

西村博子さん

⇒NEXT WEEK
撮影はもちろん、編集にも
こだわって! ビデオ
カメラに熱中する山本さん

~上海ジャピオン10月31日発行号より

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