今回は、斎藤さんからの紹介で、奥さんの手作りパンが自慢という千田さん宅を訪問する。
昨年5月から家族で上海生活を送っている千田さん一家。当初は、泰さんと奥さんの純子さん、小学3年生の健史君の3人家族だったが、現在は4人家族。というのは、先月13日、健史君の妹になる陽子ちゃんが誕生したからだ。「上海に来て1ヵ月後の6月に、妊娠がわかったんです。日本に戻ろうかとも考えましたが、家族全員一緒のほうがいいと思い、上海で産むことにしました」と純子さんは当時を振り返る。陽子ちゃんが誕生してからというもの、千田さん一家は陽子ちゃん中心に回っているそうで、「夜泣きがすごくて家族みんな寝不足ですよ」と泰さんは陽子ちゃんをあやしながら苦笑い。
日本にいる頃は自宅でパン教室を開いていたという純子さん。メロンパン、ティーロール(写真)、マヨネーズパンなど、上海の食卓でも純子さんの手作りパンは香ばしいにおいをさせている。こちらでもパン教室をやろうと思っていたそうだが、「材料の調達が困難なうえオーブンの性能がよくない」という理由から、その希望は未だ実現していない。
「マヨネーズパンが一番好き」という健史君の将来の夢は、小さなレストランの料理人。すでに「妹にも手伝ってもらう」と、家族経営を計画中だ。
<物件情報>
地区:長寧区 間取り:2LDK/122㎡ 家賃:非公開 築年数:13年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、スポーツジム、BS1、2 交通:バス停まで徒歩約10分
~上海ジャピオン2006年3月10日発行号より