考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~交通大学老図書館

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〝最古〟の大学散策
私は考える男マートン。
今日は、中国で起業を目指し、
自費留学中の友人と会うため、交通大学へ来ている。
同校は、中国人によって設立された最古の大学らしい。
雑談しながら、キャンパス散策とシャレこもう。
それにしても今日は暑い。
喉が渇くので歩きながら水を飲みまくっていたら、催してきた。
とりあえず、あそこに見える、
重厚な石造りの「老図書館」で小部屋(トイレ)を借りるとしよう。

成功哲学と恋人
中国最古の大学の図書館らしく、趣ある木製の扉が美しい。
ほお、男女標識に中国語、英語のほかロシア語表示もあるのだな。
〝最古〟と〝ロシア〟か…
ロシア最古の公共図書館は、サンクトペテルブルクにある、
女帝・エカテリーナ2世によって建設された
ロシア国立図書館だったな。
ドイツ人でありながら、ロシアの皇帝となった彼女は、
文化活動や教育に力を入れた。
また、生涯にできた恋人300人とも言われる、
恋多き女としても有名だ。
なるほど。これは、海外でトップを目指すなら、
彼女のように、恋人300人を作れ!
という主張なのだな。
これは、友人にとって有意義な哲学だろう。
早速教えねば。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

 

~上海ジャピオン2013年4月26日号

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